「ごめん、ちょっと待たせちゃったね。はい、これ」 「えっ、これ……」 ほんの5分くらい待ってたら、水澤さんは缶ジュースを買ってきてくれた。 でも、何でかな? 「ほら、赤くなってるところに当てて冷やすんだよ。貸して?」 ひょいっと私の手から缶ジュースを取ると腕に当ててくれた。