爽やか王子と甘い恋愛♡

 言ってから教室を見回す。



 たった1年前なのにすごく懐かしく感じる。




「……先輩、さっきの会話。…もしかして聞いてましたか………?」




 無意識なのか、首を少し傾けて聞いてくる。



「う~ん……。ごめん、聞いちゃった」



「そうですよねぇー」




 優奈ちゃんはそう言うと床に座り込んだ。