「あまりよく分からないけどね? 私、無意識に先輩のことを考えちゃうの。あと、一緒にいると時間が早く進んでいるように感じる……かなぁ」



「……優奈ちゃん、それって……─」



 遥ちゃんが何かを言いかけたと同時に花火が上がった。




──ヒュ~~~……、ドン!!!!──


「遥ちゃん、何か言いかけてなかった?」



「ん~ん。何でもないよ~。ほら、また上がったよ!!」