って他愛ない話。
でも落ちつくんだ。
なほもあたしの幼なじみ。
ほんとにほんとにありがとね。
あたしあの時なほがいなかったらきっと今頃はぶっつぶれてるんだろうなぁ。
何て思いながら鞄に荷物をつめていた。

靴箱で靴をはきかえようと靴箱をあけた瞬間紙が落ちた。
あたしは拾って読んでみた。

―智花へ―
なんも声かけてあげれなくてごめんな?
でも、俺は………。


その続きは読まなくてもわかった。

―やっぱりさえが好きだから。

知ってるよそれくらい。

―ごめんな?

許さない。

―でも一生一番のダチだからな!

慰めの言葉なんていらない。
わたしはそんな言葉がほしいんじゃない。