「愛、はえーよ!」 また隼人は私の肩に腕をかけて言ってくる。 「用事って、誰かと待ち合わせでもしてんの?」 私は千尋さんがくる前に隼人に 帰ってほしくて正直に言った。 「今からデートなの!千尋さんが迎えに来てくれるから、待ってるの!だから早く帰って!」 すると、黙った隼人は急にニッと笑って 「ふーん。じゃあ、俺も待つ。」