暗くて、静かな部屋に響き渡った小夏の声。 ―――……… その場に立ちつくしていたオレが出来たのは、部屋のドアを閉めることくらいだった。 ドアを閉めて、階段を下りる。 一人になった途端、押し寄せてくる変な感情。 顔がすごく熱くなって、耳まで赤くなってた。 小夏…… お前…いつからそんなこと思ってたの?