小夏の部屋に着いて、小夏をベッドに下ろす。 本当、気持ちよさそうに寝てるし。 人の気持ちも知らないで。 お前のさっきの寝言だけでオレは、結構意識しちゃってんのに。 「…ばーか。」 そう言って、電気を消して部屋を出ようとしたオレに――… 「私…が好きなのは…七世…なんだ…よ……」 小夏の声が耳に飛び込んで来た。