「…小夏!?」 急いでキッチンへ駆け込む。 キッチンへ入ったオレが見たものは、床に座り込むように寝ている小夏の姿。 「……寝てんの?」 スースーと寝息を立てる小夏に一人言をつぶやくオレ。 ―…心配して損した。 そう胸を撫で下ろし、小夏を部屋まで運ぶ。 階段を上らないといけないから、小夏をおんぶして歩き出した。 ――…コイツ…軽いな。 ちゃんと食ってんのか? そんなことを考えていた時―――… 「な……七世…」