長い廊下の先に、中学校の制服の子を見つけた。 高校生に混じっているからかなり目立ってるけど あれは、間違いなく七世だ。 「……な…七世――!!」 勇気を振りしぼって、七世の名前を叫ぶ。 その声に振り返った後ろ姿は―… 「……………え……?」 ―――何で…? 何で…陽大くんなの?