「ごめん!ちょっと追いかけて来る!!」 それだけ言うと、私の足は走り出していた。 さっき来たなら、まだ遠くには行ってないはず。 ―…七世のばか こんな女、もうほっといていいんだよ。 自分でも嫌になるくらいわがままで自分勝手で だけど自分でも嫌になるくらい七世が好きなんだよ。 七世のそういう優しさが、私をあきらめれなくするんだよ。 私はわがままだから 七世のこと一人占めしたくてしょうがない。