君との距離、2歩分。




―――♪


待ちに待ったメール。


オレは急いで携帯を開いた。



『そのつもりだよ♪
いただきまーす(∀)』



……よっしゃ。


オレは心の中で小さくガッツポーズ。


まじ嬉しいんですけど…////


やべぇ……嬉しすぎてにやけてきた。



「…もうこれは、完全に付き合ってる域に入るだろ。200円払えよ。」


背後からした声に、嫌な予感。


振り返ると、予想通り陽大がオレをすごい顔で見てた。


…コイツ、後ろから絶対メール覗いてた……。


プライバシーの侵害だ。



『わかった。
ま、とりあえず早く
帰るから待ってて』


『ダッシュ』じゃなくて『早く』にして返信。


何かダッシュだと、ひとりだけ張り切ってるみたいでキモいから。


こんなオレの心中、小夏だけには見透かされたくないんだ。




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