―…あの、寒い日の夜。 思い出すのは、小夏の泣きそうに優しい表情。 柔らかい髪に触れたら、オレの理性ははじけそうになった。 やっぱり、オレは小夏がいないと生きていけない。 でも小夏もオレがいないと生きていけない。 お互いがお互いを必要としていたことにあの日、気付いたんだ。 .