「―…待て!!」 時間差で動くようになったオレの足。 公園のフェンスを飛び越えて、小夏の後を追った。 …足、速っ 小夏の背中はすでに100メートル以上先。 ―…だー…もう 何してんだ、オレ… 全てが上手くいかなさすぎる。 日頃の行いが悪すぎんのかな? ―…でも、今は小夏を見失っちゃだめだ。 国境越えてでも追いかけ続けなきゃいけない気がするから。 .