待ち合わせは千波留ちゃんの家の近くにある公園。 オレは木製のベンチに腰掛けて溜め息をついた。 ―…本当、オレは最低だ。 自分のためにしか行動出来ないなんてガキすぎる。 こんなの小夏への気持ちをごまかすために千波留ちゃんを利用しただけ。 千波留ちゃんは純粋にオレを好きになってくれたのに。 こんなオレに千波留ちゃんを振る権利なんてあるのか? .