千波留ちゃんを送り届けた帰り、オレの携帯が鳴った。 相手は陽大。 命令口調で『オレん家に来い』なんて言うから、陽大の家までチャリを走らせた。 玄関にチャリを止めて鳴らしたインターホン。 笑顔で出迎えてくれた陽大の母親に軽く会釈して陽大の部屋に入る。 部屋の中の陽大は―…不機嫌? .