「あ、小夏ちゃ―…ってどうしたの、その顔!?」
私の顔を心配そうに覗き込む陽大くん。
…やめて。
近付かないで。
身長も七世と同じ位の陽大くんを七世に重ねちゃうから。
あと、泣くのを必死で我慢してるんだから。
年上のくせにダサすぎる、こんな不細工な顔見ないでよ。
「ちょっと…コンタクトが…」
一生懸命ごまかそうとして、使ってもないコンタクトのせいにする。
「嘘でしょ。七世と何かあったの?」
すぐ見破られてしまった。
私、嘘つくの下手なのかな…
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