君との距離、2歩分。





そんなことを思った瞬間、体に走った衝撃。


まさか小夏…タイキックした?



「あんたみたいな腐れ、好きになった私がバカだった!!」



鼻声の小夏。


激痛に座り込んだオレを見下ろしていた。



腐れって言葉に傷付きながらも次の暴言に覚悟をした時。




「……………好きになってごめんね。」




そんな言葉とともに、目の前から小夏が消えた。