「七世、ここ入んの?」 「うん。」 「一人はキツくない?私が一緒に入ったげよーか(笑)?」 私の目の前で仲良さそうに繰り広げられる会話。 そういえば、七世がタメの女の子と話してるとこをまともに見たのは今日が初めてかも。 七世ってタメの女の子と話す時はこんな顔してるんだ…… ―…いいな 私も七世と同じ歳がよかった。 年上になんてなりたくなかったよ―… かなりの自己嫌悪になっていた私の手をいきなり七世が引いた。 「千波留ちゃん、ごめん。オレこの人と約束してるから。」