僕は吊り橋を渡ってみた。


「誰にも必要とされてない……寂しいょ…お母さん……」


ずっと泣いていたことを今でも覚えてる。

お母さんが死んだこと、自分が必要とされてないこと、帰る場所がないこと、みんな一気に知ってしまった。



「僕はこれからどうしたらいいんだろう……」


自分に聞いてもわからない。

風に聞いてもわからない。



そのうち僕は寝てしまった……