「バーカ、恋愛に向いてる向いてないなんてねぇよ

こういうの出来るのが向いてるわけじゃないだろ?


出来ない所見て可愛いなって思っちまうのも恋なんだからよ」


宮野くん……、

優しいな。


「だから……はい、華。」

??


「あーん」


伸びていたスプーンにとっさに口を開けると、宮野くんはそれを私に食べさせた。


「むぐ……」


「出来ないなら俺がやればいいし」


ニヤリとイジワルに笑いながら優しい言葉を言う。

そんな宮野くんが好き。