「あ、ありがとね」 いっぱいいっぱいの私に 余裕な宮野くん。 ぅう……、なんか私だけがテンパちゃってるよ……。 2人で校舎を出て並んで歩くと やっと少し落ち着いてきた。 「…………。」 えっと、えっと 何話そう……。 せっかく今日の朝からこんな事話そうって 考えてきたのに、全部とんじゃったよ 「あ、えっと今日のさ お昼の時間なんか宮野くん楽しそうだったね」 「ああ」 あれ、会話が終わっちゃった。 これじゃいけない!! そう思って必死に新しい話しを考える私。