この調子で3時間、大丈夫かなあ。 そう不安に思いながら ブーーー! 映画はスタートした。 また一気に暗くなる部屋。 さっきまでは宮野くんの顔が見えていたのに 今は見えなくて 手をふいに動かすと、宮野くんの手とぶつかった。 わわ……、ビックリした。 思わず手をひっこめてしまった私。 こんな雑念ばっかりじゃダメだ! せっかく宮野くんが私のために用意してくれたんだから。 始まっている物語に目を向けると 元から見たい映画だった事もあり すぐに集中出来た。