「わ、わざとじゃねぇからな!! お前が怒るから焦っただけで……」 私の後ろで宮野くんも焦っているのが分かる。 お互いに顔を真っ赤にしていると キーンコーンカーンコーン チャイムは鳴ってしまって、 「帰るぞ」 宮野くんと一緒に食べられるお昼はあっという間に終わってしまった。 嫌だな、戻りたくないな。 もっと一緒にいたいな。 そんな気持ちから、私は 「好き……」 と言葉をこぼせば、宮野君は