寝れるかな、一緒に。 ドキドキしながら宮野くんの布団をみつめていると 彼は布団を引っ張って、一番はじのたたみまで移動させた。 え……。 なんで? 距離が思いっきり空いた布団を見て問いかける。 「一緒には、寝ないの……?」 「寝ない」 「そっか……」 なんか、私だけ浮かれてたのかもしれない。 自分だけ楽しくなっちゃって舞い上がって 一緒にいれる!なんて考えてたけど、宮野くんはそう思ってないよね。 旅行もちょっと無理やりだったし、あんまり乗り気じゃなかったかな……。