ふっ、可愛いーの。 「罰ゲームはどんどんレベルアップしてく方式だから」 耳元でそう言ったら華はさらに顔を赤くさせた。 それから華は何度か俺を名字で呼んで 罰ゲームを貯めていると、 「お、アイス食べようぜ」 観光の途中で有名なアイス屋さんを発見した。 「あ、じゃあアイスふた……」 「ひとつで」 俺は華の言葉を遮ってアイスの数を減らすと スプーンを華に渡して言った。 「食わせて」 ニコニコ笑う俺に恥ずかしがる華。 「さっきの罰ゲームな」