しかし、意味の分からない言葉を功星は紡ぎだす。 OKって何? 何の話をしているの? 私だけが何も分からなくて、会話が進んでく。 そしたら宮野くんは 「そっか、」 と言って優しく笑った。 「幸せになれよ」 その笑顔はとても泣きそうで、 去っていこうとする宮野くんを私は引きとめた。 「待って……!」 その瞬間功星も話しだす。 「何言ってんの? 僕、これからも友達でいてって言っただけなんだけど」 「は?」 宮野くんは勢いよく振り返った。