だから 「今日、ちゃんと話すよ」 「そっか……頑張れ!」 未来ちゃんの応援に元気に頷くと私はお弁当を食べ進めた。 そして食べ終わってカバンにしまっている頃 「華、ちょっといいかな」 キャーキャーと周りが騒がしくなったと思ったら 教室のドアには功星が待っていた。 そうだ、昨日のお礼……! 私は慌てて立って功星の所に向かうと、功星は 「ここじゃあ、周りの目が気になるから……」 と言って私を屋上に連れて行った。 ここ、宮野くんとお昼を食べた所だ。 相変わらず人がいなくて、穴場だと思う。