「屋上とかどうかな?」 「おう、そうすっか」 人の少なさそうな屋上に決めると、私達はそこに移動した。 「うわぁ!宮野くん、風が気持ちいね しかも誰もいない~ やったね、私達一番のりだよ!」 「うん」 宮野くんは鼻でくすりと笑いながら 屋上の隅の方に腰を下ろした。 私も後から彼の隣に腰を下ろす。 なんか緊張する……。 隣に宮野くんがいて、肩ちょっと触れてて だけど表情が見えなくて 隣に座るのってこんなに緊張するもんなんだ。