やっぱり…… 私がずっと待たせてたりしたから……。 じわじわと涙がにじんで来た頃 コンコンー ノックの音が聞こえた。 「姉ちゃん、今平気? 玄関にこんなのあったから持ってきたよ」 ガチャっと音をたてて入って来たのは 弟の悟で…… ビニール袋をを差し出して来る。 その中を見てみるとそこには冷えピタとか、プリンとか色々なものが入っていた。 「これ、誰が……?」 「さぁ、知んねぇ~でもこんな事するヤツなんて一人しかいねぇんじゃね?」 悟は何か知ってるかのように言う。