ピュアなお前に甘めのKiss*



俺の肩をポンと叩く石川は

そのまま家に帰っていった。


確かに石川の言う通りだ。

でも、どうすりゃいいのか分からない。

俺が悪いって分かっていたって

謝りに行ってそれで

もう会いたくないなんて言われたら……。

拒否される恐怖が俺を支配する。

けっきょく俺はその日、


家に帰っても携帯を開くことなく眠りについた。


そして次の日

色々考えすぎて、寝坊した俺は

5限の授業から向かうことにした。


今日は5限が終わったら帰れる日