私の言葉に何も言ってくれない宮野くんに また怒らせてしまったかなと顔の表情をうかがっていると 「お前さ……」 宮野くんは消え入るような声で言った。 「アイツの事、名前で呼んでんのかよ……」 えっ!? 「アイツだけが勝手に呼んでるもんだと思ったけど そうじゃねぇみたいだし、いい感じになっちゃって お前ら本当に生徒会やってんのかよ。 遊んでんじゃねぇの?」 「なんで……そんな事言うの?」 宮野くんの冷たい言葉に私は震える声で言う。