「うわあ!すごいっ!」 するとそこにはキレイなお花の絵が広がっていた。 「これ、功星が?」 「うん、けっこう絵を描くのも好きでさ 残ってやってたんだ」 生徒会活動の後にこんな事までしてたなんて 本当にすごい……。 「で、足りない色を教えてほしくて」 足りない色か……。 もうこの絵で十分すぎるくらいだけど、しいて言うなら 「ここら辺に黄色とかあったらもっとキレイかも」 「なるほど、黄色か……」 そうつぶやきながら功星は色をのせていく。