ガチャー
「お姉……っ、さっきはごめ……!
ああっ!何してんだよ、バカ宮野!
姉ちゃんから離れろ!」
俺達のこの雰囲気は弟の登場によって一気に崩された。
ぐいっと引き離される俺。
「いいか、よく聞け宮野
俺がいて姉ちゃんに手出そうなんて100年早えーからな!」
こいつ……本当にジャマだ。
いい雰囲気ぶっ壊しやがって!
「エロガキ、覗いてんじゃねーよ」
「覗いてねぇよ!変態宮野」
くっそ〜〜
泣いてるとかまあ、少しは可愛いんじゃね?
とか思ってやったのに!!
俺が弟の事を見ていると、アイツは小さくつぶやいた。


