まさか宮野くんからそんな言葉が出ると思わなくて そりゃあ、私も今キスの事ずっと考えていたけど。 「してみる?」 その言葉に顔がぶわっと赤くなった。 少し距離を置いて見つめる。 彼の目を見てこくりと頷くと 「……っん」 宮野君は私に優しくキスを落とした。 「どう、伝わった?」 「ううんまだ」 「じゃあもう1回」 誰もいない屋上で静かにキスをする。 最初よりちょっと長めに 「んん……っ」 「どう?」 「もうちょっと……」