「お前なあ!なんのために俺がいると思っての? 困った時の彼氏じゃねぇの?」 「宮野くん……」 宮野くんは私の事をぎゅっと抱きしめる。 3日間一度も宮野くんに触れて無かったから 私はその温もりに心がおちついた。 「って、ごめん…… 本当はそれだけじゃねぇんだ」 「え?」 宮野くんは私の方にあごをおくと 小さな事でつぶやいた。 「デートの帰り…… キスしようとたから避けられたのかと思った」 「ええ!!」 やっぱりあの時 宮野くんは私にキスしようとしていたんだ。