「うぉ、すげぇ」

「すごいでしょ…」


その部屋には、

お母さんの

大事にしていた物や、

お父さんの

趣味道具など、

写真や思い出アルバムまで

沢山のものが

しまってあった。




竹が眼を付けたのは、

写真がしまってある

タンスだった。



「見ていい?」

「どうぞ…」


竹は、

そっと写真を取り、

じっくりと見て行く。