「私も…私もだよ…

お母さんもお父さんもいない」


今の私には、これしか言えない。

打ち明けれる勇気なんてない。



そんなこと、

誰にも打ち明けた事なんて

ないから…。


恐い…。




でも、

その時気付いた事が

あった。



この男の子…

この感じ…

何かを感じる。


どこか、

懐かしいような…。