「ありがとう、お母様」

「どういたしまして、にしても華姫の髪は誠に綺麗な紅色だ」

「そう?私はこの髪嫌い・・・赤いし癖毛だし・・・お母様の髪のほうが綺麗だわ!黒くてまっすぐだし」

「癖下なのは陛下似ですね」

「赤髪は?」

「まれにいるそうですよ?だって、先代様も赤毛でしたし」

「先代っていつのよー」

「ま、とにかく、陛下も私も華姫の髪が好きですよ」

「もーまたはぐらかすー」

「はぐらかしてなどいませんよ、さっ、出来ました」

「わぁー、凄いとても綺麗!!スニョンにも出来なかったのに」

「すみませんね出来なくて・・・」

あ、スニョンいつの間に近くにいたの?

「さ、お妃様、華姫様広間に急ぎましょう。ガジル将軍がお帰りになられてますよ」

「今行く、さ、行きますよ」

「はい」

私達は、叔父様ガジル将軍の居る広間に向かった