「3組。ーー碧海遼花、」
『、はい!』
またいつもの癖で意識がどこかに行ってた。危ない、危ない。返事をして速やかに指定された場所に行くと、既に呼ばれたメンバーの中にさっき声をかけてくれた彼の姿があった。
「ーーあれ、さっきの....。もしかして同じ?」
『あ、うん。そうみたいだね。よろしくね!』
あ、そういえば名前知らなかったんだった。なんて言えばいいのかな....
「あ、ごめんごめん。自己紹介がまだだったよね、相沢皐月。さつきって呼んで!」
『あたし、碧海遼花。はるかでいいよ!さつき、くん』
初対面だし、呼び捨てするのも気が引けて、つい、くん付けしてしまった。
「ん、よろしく。遼花」
にこっと彼は笑ってくれて、好青年だった印象がある。その時、周りの雑音と彼と会話できたことの嬉しさに知る由もなかったのだ。青葉先輩がこちらをずっと見ていた、なんて....。
『、はい!』
またいつもの癖で意識がどこかに行ってた。危ない、危ない。返事をして速やかに指定された場所に行くと、既に呼ばれたメンバーの中にさっき声をかけてくれた彼の姿があった。
「ーーあれ、さっきの....。もしかして同じ?」
『あ、うん。そうみたいだね。よろしくね!』
あ、そういえば名前知らなかったんだった。なんて言えばいいのかな....
「あ、ごめんごめん。自己紹介がまだだったよね、相沢皐月。さつきって呼んで!」
『あたし、碧海遼花。はるかでいいよ!さつき、くん』
初対面だし、呼び捨てするのも気が引けて、つい、くん付けしてしまった。
「ん、よろしく。遼花」
にこっと彼は笑ってくれて、好青年だった印象がある。その時、周りの雑音と彼と会話できたことの嬉しさに知る由もなかったのだ。青葉先輩がこちらをずっと見ていた、なんて....。

