チーーーン。 遅くなった挙げ句、注文の品もないなんて。 プラス今日はかなり機嫌が悪い。 こんな最悪な条件が揃ってしまった今、 あたしはもう放心状態です…。 「えっと、じゃあ、 コロッケパンで。」 「はい。全部で3つね。 今日はおまけで ジュースのプレゼントだよ~。」 「わっ、ラッキー! おばちゃん、ありがとう。」 そしてあたしはお金を払い、 急いで理稀の教室へ向かった。