いじわるで、わがままで、俺様なあいつ





「だって、あたしの分のジャムパンまで
食べちゃうんだもん。」


「は?
俺がいつ望美の食べたって言うんだよ?」




「佐伯くんがあたしにパン届けてくれた日。
本当は、焼きそばパンなかったから、
代わりにコロッケパン買ったんだけど。」



「え?
あのコロッケパンって
望美のじゃねぇの!?」


「違うよ!
あたしもジャムパン買ったんだよ!」



「プハッッッ!」


「なによ。」