「へ?」


「だから、昼になったら一緒に買いに行くぞ。
分かったな。」



「フフフッ。」



「んだよ。」



嬉しすぎてつい、にやけちゃったんだ、
なんて言えない。



一人で走った購買も、
今日からは大好きな人と一緒。


そう思っただけで、ドキドキするんだ。


でも、この気持ちはまだ理稀には秘密。

恥ずかしくて言えないよ。




「理稀、ジャムパン好きだなーって。」



「なんで?」