いじわるで、わがままで、俺様なあいつ




バンッッ



「ヒャッ」



あたしの後ろは壁。

顔の横には大きな手。


そして、あたしの目の前には
理稀の整った顔。

その距離わずか5㎝。
唇が触れそうなくらい近い。