「……うげっ!!!」

朝の5時30分。

俺が仕事のために家にでる時間。


でも…なんだか今日は無理そうだ…。



「雅ちゃん―――――助けてくれ!!」

俺は変な雄叫びをあげて、マネージャーの雅ちゃんに助けを呼び求める。

【どっどうしたんだよ!!】

きっと携帯電話を耳に驚いてる顔をしてるだろう、雅ちゃんの声。

雅ちゃんは、2年前から俺のマネージャーをしてる。

年は27歳。

かなり若い俺の自慢のマネージャーだ。

「聞けよ!!俺の家の前にまた!!!また新聞社がいるんだよ!!」

俺の家の前でたむろってる新聞社はだいぶ前から、俺の家の前を囲んだりしてる新聞記者たち。

その期間…約2か月。

さすがに我慢強い俺も少しうんざりしてるくらい。


芸能人の秘密を探りたい気持ちはなんとなくわかる。


けどな!!

まったくこっちの気持ちも考えてほしいわ!!!!


迷惑だっちゅうに…。