☠キス魔バトル☠

あ―――。

こんなに顔近付けるとキスしたくなる…。

うん。
理性がね?とんじゃうのよ…。
一応男だし?


キス…して平気……かっ

バァアアァァァンッ!!



いきなり大きな音をたてて開いた、陽菜の部屋のドア。

誰だよ…。

なんだか睨みたくなる。


「陽・菜!!大ニュースよ大ニュース!!」

そう笑顔で言って入ってきたのは…

「陽菜ママ!!」

あ゛叫んじゃった…。

「新一くん寝れた?!!」

いいえ全然…。

陽菜の寝顔に夢中になっちゃって…つい……。

「あっそういえば今日から新一くんうちで預かることにしたから」

そう言って陽菜ママは俺の頭を撫で撫でしてきた。

俺は子供か!?

てか…陽菜に言ってなかったのかよ!!

「な゛!!なんで!?」

驚いてる陽菜。

そりゃぁ驚くわな…。

「ん?お父さんとお母さんが2人で出張になっちゃったんだって」

そうなんだよ…。

陽菜は少し眉毛を下げてた。


少しして少し笑顔になった。

「んで?大ニュースって何?」

あれ?

俺のことはいいのかな?