☠キス魔バトル☠

「…おバカじゃありません」

俺を睨む陽菜。

歯を出して『い――だっ!!』そう言われた。

こいつっ!!

俺の方が年下だからって馬鹿にしやがって。


「新一の方が、おバカじゃん…」

ぷぅ~頬を膨らます陽菜。

たくっ!!今は俺の方が拗ねたいし……。


あっもしかして!!

うん…そう思うと可愛いかも。

「ムキになっちゃって」

俺は今だに膨らんだままの陽菜の頬を人差し指でツンツンした。

「………」

ふっ

「可愛いっ」

俺は、陽菜の両頬に手を当てた。

なんだか陽菜に吸い込まれたような…

「なっ何!?」

その陽菜の笑顔がいつも以上に可愛いって思っちゃったり…

陽菜の少し潤んだ瞳が愛しくて…



俺はどんどん陽菜に顔を近付けた。