☠キス魔バトル☠

「………んっ」

寝ながら唸ってる陽菜。

「可愛いっ」

ボソッと呟いた。



「…キ……ス…きゃぁあぁぁあぁぁ!!!!」

はっ!?

ガバッ 

と音をたてて布団から飛び出た陽菜。

「うわっ!!ビクッた」

いったいなんなんだ…。


俺をチラッと見たと思ったら叫んできた。

「きゃぁぁあぁぁぁあぁあ新一!!」

「人のこと見て叫ぶのやめてくれます?」

俺は陽菜を、軽く睨んだ。

「え!?でもっでもっきゃぁあぁああ、新一とキスしちゃった!!」

はい?

「はっ?してねぇよ?」

俺は確かにしてねぇ…。

理性はとんでたかもしれねぇけど……。


俺は、無罪だっ!!

「えっ!でもっ!!さっき…って……あれ?夢?」

ぷっ

なんだ夢かよ。

「おバカさん♪」

俺は、ニカッと笑いながら陽菜の頭をすりすりと撫でた。