☠キス魔バトル☠

「これでいいですか?我が儘な姫様?」

意地悪く俺はそう言った。

「な゛!!馬鹿ぁ――!!」

陽菜ちゃんは、可愛く怒りだして、俺の胸辺りをポコポコと叩き始めた。

「はいはい、ごめんなさいね。我が儘“お”姫様」

これは、ただからかいたくて言っただけ。


陽菜がいけないんだよ?

そんな

見透かしたような

綺麗な

真剣な

そんな瞳で見つめられたらからかいたくもなっちゃうよ。