空side
「いけいけ凜海!いけいけ速水!」
体育館内に京斉バスケ部の応援が響く。
速水がボールを持ち、一気に切り込む。
速水はマークが二人ついているにも関わらず、かわしてゴール下へ。
「いけっ!速水ぃ!」
栗田先輩達が叫び、速水はシュートを決める。
それと同時に、試合終了のブザーが鳴る。
「試合終了!108-69で、凜海の勝ち!」
「ありがとうございました!」
互いのチームが整列して礼をし、速水達はベンチに戻ってくる。
「全国大会、予選突破だね」
「あぁ。余裕だったな」
速水にドリンクとタオルを渡すと、速水はタオルで汗を拭く。
「あんま調子にのるなよー?速水?」
「いってぇ!?なんで殴られなきゃなんねーんだよ!!」
「うるせぇ!エースだからって調子のるな!俺にもボール回せ!」
三渕先輩が速水の後頭部を殴り、頭を押さえて文句を言う速水の肩を組み、笑う。
「三渕と速水って、仲がいいよな」
「そうですね」
栗田先輩は呆れたように二人を見て笑う。
私も栗田先輩にドリンクとタオルを渡して頷く。
「ま、予選突破できたからちょっと許してやる」
「意味わかんねぇよ!」
ぎゃーぎゃー騒ぐ二人の間に、栗田先輩が溜め息を吐きながら止めに入った。
「いけいけ凜海!いけいけ速水!」
体育館内に京斉バスケ部の応援が響く。
速水がボールを持ち、一気に切り込む。
速水はマークが二人ついているにも関わらず、かわしてゴール下へ。
「いけっ!速水ぃ!」
栗田先輩達が叫び、速水はシュートを決める。
それと同時に、試合終了のブザーが鳴る。
「試合終了!108-69で、凜海の勝ち!」
「ありがとうございました!」
互いのチームが整列して礼をし、速水達はベンチに戻ってくる。
「全国大会、予選突破だね」
「あぁ。余裕だったな」
速水にドリンクとタオルを渡すと、速水はタオルで汗を拭く。
「あんま調子にのるなよー?速水?」
「いってぇ!?なんで殴られなきゃなんねーんだよ!!」
「うるせぇ!エースだからって調子のるな!俺にもボール回せ!」
三渕先輩が速水の後頭部を殴り、頭を押さえて文句を言う速水の肩を組み、笑う。
「三渕と速水って、仲がいいよな」
「そうですね」
栗田先輩は呆れたように二人を見て笑う。
私も栗田先輩にドリンクとタオルを渡して頷く。
「ま、予選突破できたからちょっと許してやる」
「意味わかんねぇよ!」
ぎゃーぎゃー騒ぐ二人の間に、栗田先輩が溜め息を吐きながら止めに入った。
