同時に、部長の濡れ姿に心臓がドキドキと早鐘を打っていることに気づいた。
いや、待て。
今の状況に不謹慎だ。
でも端正な顔立ちに濡れているその姿は色っぽいと言うか、妖艶と言うか、目に悪いと言うか…。
どうしよう…。
わたし、どうすればいいの…?
「濡れ姿って、何かそそるな」
「はい…?」
戸惑っているわたしに、部長が呟くように言った。
そそるって…何がですか?
部長はフッと笑って、形のいい唇をゆがめた。
「色っぽい…と表現した方が、ある意味では正解だろうな」
形のいい唇から発されたテナーボイスに、自分の躰が震えたのがわかった。
…ち、違う違う!
濡れて寒いから震えただけなんだってば!
いや、待て。
今の状況に不謹慎だ。
でも端正な顔立ちに濡れているその姿は色っぽいと言うか、妖艶と言うか、目に悪いと言うか…。
どうしよう…。
わたし、どうすればいいの…?
「濡れ姿って、何かそそるな」
「はい…?」
戸惑っているわたしに、部長が呟くように言った。
そそるって…何がですか?
部長はフッと笑って、形のいい唇をゆがめた。
「色っぽい…と表現した方が、ある意味では正解だろうな」
形のいい唇から発されたテナーボイスに、自分の躰が震えたのがわかった。
…ち、違う違う!
濡れて寒いから震えただけなんだってば!



